ある対象を整理して表現(可視化)する作業をモデリングと呼びます。システム開発において、業務/要求/システム構造等のモデリングは不可欠な作業であり、これが十分でないと顧客満足度の高いシステムを構築することは不可能です。システム導入先の業務が複雑化していく中、システムも年々複雑化が進み、モデリングの重要性がますます増してきています。

UML(統一モデリング言語)

モデリングの結果であるモデルは何らかの手段を用いて表現する必要があります。この標準的な表現手段として注目されているのがUMLです。UMLは世界レベルで普及が進み、ISOにも登録され、まさに名実ともに「世界標準」としての地位を築いています。弊社はUML関連のコンサルティング、トレーニング、セミナー等、多くの実績がございます。

コンポーネントモデリング

弊社は保守性と再利用性の高いシステムを構築するためコンポーネントモデリングを採用しています。コンポーネントモデリングでは、上流工程から業務レベルのコンポーネントを意識することで、システム内部が独立性の高い部品で構成され、高い保守性・再利用性を実現することが可能になります。コンポーネントモデリングの手法は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の登場とともに注目度が高まっています。

モデリングの活用先

モデリングの恩恵を受けるのはシステム開発者だけに留まりません。システム導入先の業務をモデリングことで、ユーザ側にもさまざまなメリットが生まれます。たとえば日本版SOX法(金融商品取引法の一部規定)では、内部統制のために業務の可視化は必須の作業となります。この可視化作業においてUMLを活用することで、業務モデルからシステム開発へのシームレスな展開が可能になります。

モデリングスペシャリスト集団

弊社はモデリングスペシャリストとして医療分野や次世代EDI分野など、さまざまな標準化活動/研究活動に長年参加しています。また、OMGの会員としてUML関連仕様の策定に積極的に参加するとともに、書籍の執筆/セミナーの開催を行い、海外の最新技術を情報発信しています。

標準化活動/研究活動の一例

経済産業省PSAモデルの標準化

UML関連書籍の一例

独習UML 第4版

基礎からはじめるUML2.4

SysML(システムモデリング言語)

ビジネスエリア以外に、エンジニアリング向けに、メカ・エレキ・ソフトの標準モデリング言語(SysML)があります。弊社は、この領域でも、モデリング経験があります。特に、車載、プラント管理などの実績があります。

SysMLによる組込みシステムモデリング

テクノロジックアートのサービス

弊社は長年蓄積したノウハウをもとに、モデリングを「活用」するためのトータルなソリューションをご提供いたします。
※UML/モデリング関連のトレーニング情報は、[コース詳細/UMLモデリング]よりご覧ください。

UML導入の全面的なサポート概要
UML導入の全面的なサポートを実現

また、弊社はUMLツール「パターンウィーバー」を販売しています。パターンウィーバーはシンプルで操作性に優れ、マニュアルを熟読しなくても扱いやすいUMLツールです。また、Eclipseプラグインとして動作させることが可能で、お客様のシステム開発環境に統合させることが可能です。

実績のご紹介

金融システム

融資審査システムの開発に参加し、コンポーネントモデリングを活用したシステム開発を上流工程から下流工程までサポートいたしました。処理の共通化・部品化を積極的に行い、無駄のない保守性の高いシステムが構築できました。また、外国人もプロジェクトに多く参加する中、UMLを活用することで、コミュニケーションを円滑にすることができました。