アジャイル開発プロセス導入の前提
アジャイル開発プロセス導入の失敗事例のほとんどが、参加メンバーが正しくアジャイル開発手法のプラクティスを理解していないことが原因です。本やWebで得た知識だけでは、アジャイル開発手法のメリットを体感することはできません。実際のプロジェクトを始める前に、参加メンバーの知識・経験レベルの底上げをしておくことは、アジャイル開発プロセス導入にあたって欠かせない要素となっております。
短期間での効率的な学習・経験に最適
テクノロジックアートでは、そのような問題点を短期間に解決できるよう、各種トレーニングコースを用意しております。数ヶ月に渡るパイロットプロジェクトをこなすのと同等の経験を数日間で体感できるよう、豊富なアジャイルトレーニング経験を元に練り上げられた講習内容となっております。一連のコースを受講していただくことで、アジャイル開発プロセスの正しい意義や内容を掴んで、実際のプロジェクトで即時適用可能な状態にメンバーの知識レベルを向上させることが可能となります。
講義だけでない実践的なトレーニング内容
少人数制のトレーニングでコーチが指導致しますので、ソフトウェア開発者の方であればお気軽に受講いただける内容です。また原理原則や理論だけではなく、すべてのコースにPCを操作しながら開発過程を体感できる実践的な内容が含まれており、受講したその日から実開発現場での実践が可能です。
コースガイド
代表的なアジャイル開発であるXP(Extreme Programming)とスクラム(Scrum)の開発プロセスを実践する上で、必要となるスキルを習得するコースは以下のようになります。
アジャイル開発入門
概要 | 近年ますます注目度が増しているアジャイル開発手法についての概要を学習します。 実際にアジャイル開発を実践される方にとって役立つプロジェクトの進め方に重点を置いた解説を行いながら、どのように品質を確保するのか、なぜ生産性が上がるのか、その仕組みを解説します。 |
ゴール | アジャイル開発手法・プロセスとプラクティスについて基本的知識を得る |
受講対象 | アジャイル開発手法の基礎知識を習得したい技術者やマネージャの方 |
所要時間 | 1日(6H) |
前提知識 | 一般的なソフトウェア開発の手順(プロセス)の知識 |
コース内容 | ・アジャイル総論 アジャイルとは アジャイルの背景 アジャイルの特徴 ・スクラムとストーリー管理 スクラム概要 ストーリーとは ・XP概要 XPとは XPのプラクティス ・チーム演習 |
受講料 | ¥32,400(税込)/人 |
最少 開催人数 | 10名 |
デザインパターン入門
概要 | GoF(Gang of Four)の23のデザインパターンの中から、特に開発現場でよく使われるものを取り上げ、実装コードを交えながら解説します。 |
ゴール | デザインパターンの前提となる、オブジェクト指向とUML(クラス図、シーケンス図)を学ぶ。 代表的なGoFデザインパターンを取り上げ、その意味を理解する。 |
対象言語 | Java、C#、C++、TypeScript、Ruby |
受講対象 | デザインパターンを利用したオブジェクト指向設計技術を習得したい技術者の方 |
所要時間 | 2日(1日6H) |
前提知識 | 対象言語(Javaなど)のコードが読めること |
コース内容 | ・オブジェクト指向とは ・UMLとは ・パターンとは パターン概要 GoFパターン概要 ・GoFパターン各論 Facade Adapter Abstract Factory Composite Observer Template Method |
受講料 | ¥86,400(税込)/人 |
最少 開催人数 | 5名 |
備考 | 要ノートPC (以下をあらかじめインストールしてください) ・EclipseなどのIDEもしくは、paiza.ioなどのプログラム実行環境 |
テスト駆動開発入門
概要 | アジャイル開発の中でもキープラクティスの一つであるTDD(テスト駆動開発)について、実践形式で学習します。 実践はペアプログラミングで行います。 |
ゴール | テスト駆動開発の意義と効能、その基本的な進め方を理解する |
受講対象 | オブジェクト指向によるプログラミングに通じている方 テスト駆動開発を実践したい技術者の方 |
対象言語 | Java、C#、C++、TypeScript、Ruby |
所要時間 | 2日(1日6H) |
前提知識 | ・アジャイル開発手法の概要を理解していること (アジャイル開発入門の受講を推奨) ・対象言語で基本的なプログラミングができること |
コース内容 | 1. テスト駆動開発の位置づけ 2. 演習:三角形 3. デモ:テストデータのセットアップ 4. 演習:複数チーム 5. TDDと品質管理 |
受講料 | ¥75,600(税込)/人 |
最少 開催人数 | 5名 |
備考 | 要ノートPC (以下をあらかじめインストールしてください) ・EclipseなどのIDE ・xUnit |
リファクタリング入門
概要 | プログラムからの設計改善の技術であるリファクタリングについて、実践形式で学習します。 実践はペアプログラミングで行います。 |
ゴール | リファクタリングの概要を理解し、その基本的な手法と、アジャイルの概念である進化的手法やTDDとの関係を理解する。 |
受講対象 | ・デザインパターンを習得済みの技術者の方 ・リファクタリングを実践したい技術者の方 |
対象言語 | Java、C#、C++、TypeScript、Ruby |
所要時間 | 1日(6H) |
前提知識 | ・アジャイル開発の概念を理解していること (アジャイル開発入門の受講を推奨) ・対象言語で基本的なプログラミングができること ・TDDの基本的な進め方を理解していること ・基礎的なデザインパターンを理解していること |
コース内容 | ・リファクタリング概要 ・リファクタリングとパターン ・リファクタリングの操作 ・リファクタリングの演習 |
受講料 | ¥43,200(税込)/人 |
最少 開催人数 | 5名 |
備考 | 要ノートPC (以下をあらかじめインストールしてください) ・EclipseなどのIDE ・xUnit |